言霊という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。言霊を重視して、生き方のコツとして実践している人もいますね。
武士道における言霊の解釈をご説明していきます。言霊とはつまり、言葉自体が持つ力の事です。簡単な解釈としては、ポジティブな言葉は、自分や他人に良い影響を与えるし、その逆もまた然りと言えます。
あなたの周りにも、常に後ろ向きでネガティブな発言ばかりしているような知り合いはいませんか。そんな人の近くにいると、自分の気持ちも暗くなってしまいますよね。ですが直接殴られたり、自分に向かって誹謗中傷を受けたわけでもありません。まさに、ネガティブな言葉が耳に入っただけでも、それだけポテンシャルに影響を及ぼすのです。
滅多なことを言わない。と言われます。滅多は、字ずらで見ると多くを滅ぼすと書きます。思慮が浅く不用意な発言がそれにあたります。まさしく口は災いの元。ネガティブな発言自体が、自分自身の価値を貶めるのです。
例えば、感謝にせよ謝罪にせよ、相手の心が自然に動いた際に得られるもので、いわば自分の努力で勝ち取る類のものです。
感謝や謝罪を強要する発言は、自分の価値を自分で貶める結果になります。
感謝を字ずらで見てみましょう。謝りたく感じると書きます。あまりの温情や配慮に対して、むしろも申し訳ないぐらいで謝りたい。そんな心持です。
ありがとうは、有難いと書きます。つまり普通ではありえない位の嬉しい事という意味です。それを知ったら、感謝を共有する愚かさは分かりますね。
自分はこんなに頑張ってるのだから、あなたは感謝すべきだ。
あなたは私に対してこんな失礼を働いたのだから、まずは謝るべきじゃないか。
こんなお願いは、見ていて、聞いていて気持ちの良い物ではないでしょう。感謝や謝罪を相手におねだりしているわけですから、どうにも締まらない話です。
言葉一つ、言い方ひとつで、自分の価値は簡単に落ちてしまいます。逆に、自分を高めるコツもまた、言霊にはあるのです。
さて、そのコツや秘訣は、本書では記さずおきます。
知りたい方は、直接その言霊と共に学びに来てください。